【WORLD FUTSAL CUP 2022 決勝戦】

12/29（水）
12:00(日本時間20:00) ペスカドーラ町田U-18 1-1（PK0-3） FC Barcelona
得点者：オウンゴール

「マッチレポート」
ペスカドーラ町田は予選4-5で敗戦したバルセロナと決勝戦で再戦。
両チーム既に4試合を戦っており、体力的には限界に近い状況にあります。
バロセロナはフィールドプレーヤーの4人が台形の形を作り、相手を引き出しながら背後のスペースを使っていく攻撃を仕掛けてきます。
一人一人の制度が高く、町田のディフェンスはなかなかボールが奪えません。その中でも絶対的なチャンスは与えずにギリギリのところで体を張り正確なシュートを打つ余裕を与えません。町田はバルセロナのように4人が並んで攻める形や、1人が高い位置をとってボールを納め、1人、2人と走り込んでいく攻撃の形でゴールを狙います。
ボールポゼッション、シュート数ともにバルセロナが優位も得点は動かずに0-0で前半を終えます。

後半もお互いにチャンスはあるものの、得点は動きません。
観客も徐々に人数が増え、会場のボルテージも増していきます。
後半10分、右サイドでボールを持ちながら一対一を仕掛けるバルセロナの選手、裏のスペースを警戒してコンパクトに守り出した町田守備陣の裏をつき逆サイドへパスを通す。そのパスをダイレクトでシュートを放ち、町田のゴレイロNo.１渡邊蒼大も反応出来たものの、ボールがゴールに吸い込まれ先制を許します。
0-1となりバルセロナの選手はベンチで抱き合い、バルセロナの応援団も大きく体を振りゴールを喜びます。
バルセロナの本気で試合に挑む姿勢が会場のボルテージを更にあげていきます。
後半14分、町田はフィールドプレーヤーのNo.9祖父江がゴレイロのユニフォームを着てパワープレーを開始。相手の守り方を見ながら、我慢強くボールを回します。相手は少しずつ我慢が出来ずにボールを奪いに個々で追うシーンが見えてきます。数的優位を活かしながら、高い位置で受けたNo.29倉科、No.44佐藤がいい体制でシュートを打てています。ボールを奪われたら失点のリスクがある攻撃方法だけに、緊張感が会場に漂います。
後半18分、パワープレーからボールを回し、佐藤にボールが渡ると、ダイレクトで逆サイドへパスを狙います、意表を突かれた相手DFが対処した足に当たりボールはゴールに吸い込まれ1-1振り出しに戻すことに成功。
会場のボルテージは最高潮となり、町田ベンチも盛り上がります。
会場では「ペースカドーラ!!」の声があがります、この声援がスペインで聞けるとは思っていませんでした。会場はバルセロナの応援団よりも町田を応援する声の方が圧倒的に多く感動的な光景でした。スポーツ、フットサル、フットボールの文化が根付く各国の熱量がこの会場には溢れていました。
そんな心を動かす試合を町田の選手達が出来ていることが素晴らしいです。
試合は1-1のまま終了。PK戦へ移ります。

会場ではバルセロナ、ペスカドーラへの応援が鳴り止みません。
PK戦では町田選手のシュートをバルセロナのゴレイロに全てストップされてしまいます。
バルセロナは3人全員がゴールを決め、バルセロナに軍配が上がります。

試合後にピッチに崩れ落ちる選手もいる中で、会場では大きなペスカドーラコールが起きています。
選手達はよく走り、よく戦いました。ギリギリのところで勝敗がつくスポーツであり、そのギリギリをものにする為に、日々の練習、生活を送る必要があります。
選手達は決勝まで行くことで、そして世界のクラブと対戦する事で多くの事を感じる事ができたのではないでしょうか。

そして、今大会MVPを獲得したのはFC Barcelonaの原田快選手でした。今年一緒にプレーした仲間が異国の地で活躍し、評価される事はとても刺激になります。

現地まで応援に駆けつけてくれたサポーター、日本から応援してくださる皆様、募金活動でご支援いただいた皆様、日々支えてくださるご家族、ペスカドーラ町田に関わる全ての皆様に感謝申し上げます。
本当に有難うございました。
彼らの挑戦はここで終わりではなく、まだまだ続きます。
スペインでの経験を糧に、今後更なる成長をお見せできるように精進してまります。
引き続き、応援よろしくお願い致します！！

【クラブ公式Instagram】
https://www.instagram.com/pescadola2007/

【WORLD FUTSAL CUP 2022】
https://www.unitedfutsal.com/world-futsal-cup

《グループ A》
FC Barcelona (スペイン)
FS OLESA(スペイン)
Rockingham Cambio Cumbre(オーストラリア)
Pescadola Machida(日本)

《グループ B》
SL Benfica (ポルトガル)
FUTSAL INLINGUA JUVENIL MATARO (スペイン)
S.F.S Blanesport83(スペイン)
industrias Santa Coloma(スペイン)

12/27（火）予選ラウンド
10:30(日本時間18:30) 8-0 Rockingham Cambio Cumbre
18:00(日本時間26:00) 4-2 FS OLESA

12/28（水）予選ラウンド
13:30(日本時間21:30) 4-5 FC Barcelona

12/29（木）準決勝
12:00(日本時間20:00) 5-4 SL Benfica

12/30（金）決勝
16:30(日本時間24:30) 1-1（PK0-3） FC Barcelona